メインコンテンツへ移動

プラクティスのナレッジベース

チーム憲章

チーム憲章は、目標、役割、コミュニケーションと意思決定のルールを明文化し、チームが日々の業務で共通の合意事項を参照できるようにします。

チーム team-charter
ドキュメントのセクション

これは何か

チーム憲章とは、チームが共に働く方法についての短いチームの合意書です。そこには、目標、役割、コミュニケーション手段、意思決定のルール、品質への期待、意見の相違の解決方法が明記されます。このプラクティスは、合意事項が口頭での会話の中だけに存在し、各自が自分勝手に解釈している場合に役立ちます。実際にメンバーが自分たちの作業ルールを変更できる、ひとつのチームの単位で最も有用です。

役立つとき

  • メンバーがチームの目的を異なって理解し、新しい作業サイクルごとに優先順位について議論する場合。
  • 決定がチャットで埋もれてしまい、チームがすでに合意した問題に再び戻ってしまう場合。
  • 新しいメンバーが、誰に連絡すべきか、タスクをどこに記録すべきか、最終決定を誰が下すかといった暗黙のルールを把握するのに時間がかかる場合。
  • 意見の相違を解決する合意された方法がないため、対立が内々に話し合われる場合。
  • 成果の品質が、明確なチームの期待ではなく、個人の習慣に依存している場合。

始め方

  1. 1 文書のオーナーを決めてください。通常、草案を用意し議論を結論へと導くのは、チームマネージャーまたはファシリテーターです。
  2. 2 短い作業セッションを実施し、チームの目的、主要な成果、主な役割と責任範囲を書き出してください。
  3. 3 コミュニケーションのルールを定めてください。どのような話題をチャットで扱い、どのような話題をミーティングで扱うか、決定事項をどこに保管するか、チームが互いにどの程度の期間で返信するかを明らかにします。
  4. 4 チームがどのように意思決定を行うか、メンバーの意見が一致しない場合にどうするかを説明してください。誰が最終決定を下すか、誰の意見を聞く必要があるか、結論をどこに記録するかを定めます。
  5. 5 直近の実際のタスクで文書をテストし、チームが実際に実行する準備ができていない項目を削除してください。

期待される効果

チームは、意見の対立やオンボーディング、優先順位の変更時に参照できる共通の合意文書を得ます。これにより、同じ調整を繰り返す必要が減り、役割と品質に対する期待が明確になり、マネージャーは個人的な不満ではなくルールを通じて問題を話し合うことができます。

よくある間違い

  • 文書を長くしすぎること。作業ルールを素早く見つけられないと、メンバーは使わなくなってしまいます。
  • 議論をせずにテンプレートをそのまま使うこと。チームが自分たちのルールとして受け入れなければ、形式的な規範は機能しません。
  • 更新のオーナーを任命しないこと。メンバー構成、目標、プロセスが変わると合意事項は時代遅れになります。
  • 憲章を、作業ルールについて落ち着いて話し合うための拠り所としてではなく、罰する手段として使うこと。
  • 現在の負荷や権限ではチームが守れないような理想的なルールを定めること。

さらに詳しく読む

  • 書籍:Patrick Lencioni『The Five Dysfunctions of a Team』
  • 書籍:J. Richard Hackman『Leading Teams』
  • 研究:Google re:Work, チーム効果性の5つの要因
  • 書籍:Roger Schwarz『The Skilled Facilitator』

FAQ

チーム憲章のオーナーは誰になるべきですか?

通常はチームマネージャーが着手しますが、文書はチーム全体に属するものです。オーナーは更新を管理し、ルールはそれを使うメンバーたちが議論し、合意して決めます。

外部のファシリテーターなしで始められますか?

はい。チームを集め、目標、役割、コミュニケーション、意思決定、対立について話し合い、メンバーがすぐに適用できるルールだけを書き留めれば十分です。

憲章が機能しているかどうかはどのように判断しますか?

チームが実際の職場状況でそれに言及し始めます。決定をめぐる意見の対立、新人の導入、コミュニケーション方法の選択、成果の品質について話し合う際などです。誰も文書を開かない場合は、簡素化するか更新する必要があります。

チームの一部がルールの明文化に抵抗する場合はどうすればよいですか?

具体的な痛みを伴う事例から始めてください。例えば、失われた決定、長い調整プロセス、品質に対する期待のずれなどです。抽象的な規律ではなく、繰り返し起こる摩擦をどのルールが取り除けるかを話し合ってください。